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低遅延でスマホーゲーを楽しみたいなら5Gを選ぶべきなのか?

今はスマホも5G対応が当たり前になってきました。5G回線も都市部を中心に普及し始めています。

5Gの特徴の一つとして低遅延がよく取り上げられ菅、じゃあ第五人格か荒野行動などのリアルタイムのネット対戦も更にサクサク動くの?って思いますよね?

実は今のところ5Gに変更してもこれまでと変わりません。低遅延についてはまだ使える状況ではないのです。

この記事で5Gの低遅延技術や今後の低遅延の実装見込み、今のタイミングで低遅延にする方法はないか?などについて解説します。

5Gの特徴の低遅延とはなにか?

5Gでよく言われる特徴として高速大容量の通信速度が挙げられます。

4Gでの通信速度が最大1Gbpsだったのに対し5Gでは最大10Gbpsに上昇します。1本の映画をダウンロードする場合4Gでは5分かかるところを、5Gではたった30秒で終わってしまうほど早くなります。

一方、もう一つの特徴である低遅延ですが、これはスマホから通信相手にデータが送られ、その結果が返ってくるまでの時間が短くなることを指します。ゲームで言えば、スマホの操作をゲームサーバに送りその結果が返ってくるまでの時間になります。

この時間が今の4Gの回線では50ミリ秒程度かかります。本当にスムーズにゲームをしたい場合は50ミリ秒は大きいです。

この50ミリ秒の遅延時間のうちの10ミリ秒がエラー訂正にかかる時間です。

エラー訂正とはスマホと近くの基地局とのデータのやりとりの訂正に係る時間のことです。

スマホで通信をするにはまず近くの下のような基地局に電波を送ります。

電波での通信はのノイズに弱いため通信に失敗することが起こり、その度に再送信します。4Gではその時間におよそ10ミリ秒かかりるのです。

一方、5Gではその再送信にかかる時間を短縮して1ミリ秒に抑えることができます。

今の5Gは低遅延ではない理由

ただし、現状普及し始めている5Gは時は低遅延の恩恵を受けられません。

現状の5Gは実は4Gの通信機能も兼ね備えたノンスタンドアローンと呼ばれる種類の設備です。これは純粋な5G専用の設備ではないため、エラー訂正の時間を短縮することができません。

低遅延を実装するには純粋に5G専用の基地局が配備される必要があります。その普及は2025年以降と言われています。

現状で低遅延の環境を手に入れるには?

現状で低遅延の環境を手に入れるにはやはり光回線を使うのが一番です。光回線なら20ミリ秒以下の遅延が一般的でゲームをするには最適です。

また、スマホと光回線を接続するにはWi-Fiで接続することになります。Wi-Fiはよくゲームに向いていないと言われていますが、最新のWi-Fiを準備すればW-Fi接続により遅延が極端に増えることはありません。

まとめ

この記事では5Gの低遅延によってスマホゲームがより快適になるかについて解説しました。本格的な5G低遅延技術はまだ普及していないため現状では快適にはなりません。快適な環境を手に入れるためには光回線が必要になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。コメントなど頂けると大変喜びます。

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