スプレッドシート 仕事効率化

スプレッドシートのImportrange関数で複数シート間の不動産投資情報を連携

Importrange関数はスプレッドシート特有の関数です。

スプレッドシートにはExcelにはない便利な関数Importrange があります。

どのような関数かというと、別のシートから特定の範囲セルを抜き出す関数です。

他の人のスプレッドシートも共有リンクを使えば範囲のデータを簡単に共有できます。

別のシートに入力された内容もすぐに反映します。

この記事では使い方と実用例を紹介します。

Importrange関数の使い方

Importrange関数の書式

下記のような書式になります。

Importrange("シートurl","シート名!範囲")
シートurl 取得したいスプレッドシートのurlを文字列として(" "付き)で入力 IDキーでも良い
範囲 「タブ名!範囲」を文字列で(" "付き)で入力

使い方の手順

下記のように入力をしていきます。

①取得したい「スプレッドシートのurl」と「タブ名!範囲」を指定

今回は下記リンクの不動産情報のスプレッドシートを使用。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/11WMtzg6MeONl_ehO1Gm5R57Wz92m94812PCU_2lr3jk/edit?usp=sharing

上記リンクのスプレッドシートの「まとめ」というシートに不動産の名古屋市戸建て賃貸の物件一覧表がある。

上の名古屋市の戸立て賃貸の物件情報取得はスプレッドシートのImportrxml関数を使っています。

使い方については下記を参照してください。

参考5分でできる! スプレッドシートのIMPORTXMLの使い方 不動産情報収集を例に解説

スプレッドシートのIMPORTXML関数をご存知でしょうか? IMPORTXMLとはウェブサイト上にあるデータを手元のスプレッドシートに収集することができる関数です。 ExcelにはなくSpreads ...

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別のワークシートのセルにurlとタブ名!を記載します。

セルに書き込むときは" "で囲む必要はありません。

Importrage関数で読み込むときに自動的""がついた文字列として扱われるます。

直接Importrange関数に書き込むときは" "を使ってください。

②Importrange関数で「url」と「タブ名!範囲」のセルを参照する

Importrange関数でulrのセルとをさん参照します。

初めてImportrangeを使ったときはこれだけでは参照できません。

③「アクセスを許可」を押す

Importrangeを入力したセルをクリックしアクセスを許可してください。

これで指定して範囲のセルが表示されるはずです。

他の人に自分のシートを参照してほしい場合

共有リンクを送ることで参照してもらえます。

編集権限のない閲覧のみの共有でも問題ありません。

Importrangeはどのようなところが便利か?

このImportrange関数が実際にはどのように役立つかがわからないかもしれません。

どのようなケースで役に立つかを解説します。

複数人で入力したデータをリアルタイムにまとめることができる

この関数は他のスプレドシートの入力をリアルタイムで反映できます。

他の人が作ったExcelデータを自分の編集しているExcel反映する際は下記の流れになるはずです。

①Excel添付付きのメールを受け取る、

②Excelファイルを開く

③コピーしてデータを手持ちのExcelに貼り付ける

上の手順は手作業が多く、間違いも起こりがちです。

スプレッドシートなら、他の人がデータを入力するだけで自分のシートが書き換わります。

ネットワーク上で動くことが前提のクラウドアプリならではの関数です。

Queryとの組み合わせデータ分析をする

Importrange関数で取得したデータを絞り込むためによく使う関数がQuery関数です。

Query関数を使うことで特定の条件のみのデータを抽出できます。

Query関数は下記のような書式になります。

Query( 参照範囲, 条件文, ヘッダー設定 [Ture行目を含む,False;1行目を含まない] )

参照はImportrangeを使うことができます。

条件文にはいろいろな書き方がありますが詳しく知りたい方はリンク先の記事を参照にしてください。

この記事では一つだけ例をあげます。

名古屋市天白区の物件の家賃を表示

という条件で絞り込みたいと思います。

条件分での列の指定にはCol1、Col2・・・などと指定します。

Col2が家賃, Col3が住所になります。

具体的な条件分は下記の用になります。

"select Col2 where Col3 like '愛知県名古屋市天白区%'"

これを入力することで下のようにスプレッドシート上で参照データの絞り込みができます。

青で囲まれたところのように天白区の家賃のみが絞り込まれて表示できます。

 

まとめ

Importrangeはスプレッドシートだけにあるとても便利な関数です。

使いこなすことで仕事の効率化にきっと役立つはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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